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200g程の番茶をフライパンで炒ります。
葉が黒っぽくなって煙がモクモク出てきたら火を止めて丁子(クローブ)を一つまみ入れます。
それを4リットルの水で1時間程かけて煮出します。冷めたら布巾で漉して水を加えて8リットルにし、
2リットルのペットボトルに分けて冷蔵庫に保管しています。
これで約30リットル程の湿し灰を作ることが出来ます。 |
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バケツに灰を入れ、灰の25%(容積比)位のお茶を注ぎます。灰は通常、炉灰を使いますが風炉灰でも変わりはない様です。
手で良く揉んで湿り気が均一になるようにします。湿らせ具合は強く握ったら固まってばらけない程度です。
微調整は篩ってみて灰の固まり具合で調整します。
両手で擦り合わせるようにして細かな状態にします。 |
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#20の篩で篩います。灰が湿っているので下には殆ど落ちません。
灰を篩う様に動かすことによって細かな灰がくっついて粒になります。動かしすぎると粒が大きくなり過ぎます。
粒の成長具合は湿らせ具合によって異なります。
直ぐに大きくなってしまう時は湿らせ過ぎなので乾いた灰を入れて調整します。
又、逆にいくら動かしても細かい灰のままの時は湿らせ方が足りないのでお茶を追加します。 |
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#10の篩で篩います。左の写真が篩に残った灰で、右が下に落ちた灰です。
表面に水が滲み出して光っています。
篩える量が1/2から2/3程度に灰の湿らせ具合を調整しています。
粒が大きく篩えなかったものは再度、手で揉んで細かくして篩いますが、なかなか大変なので#9の篩で裏ごしをしてから手で揉んでいます。 |
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篩った灰が左の写真程度の量になったらプラスチックケースの蓋に広げて干します。
次に同じ位の量を篩ったら蓋の灰をプラスチックケースに移し、又蓋に広げて干します。 |
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全ての灰を篩ったら蓋をずらして日陰に数時間置くと丁度良い湿り具合になります。
粒どうしがくっついているのが有るので#9の篩で篩います。篩に少し残りますが手でなでる様にすれば殆ど残りません。 |